3連休、ゆっくり過ごせましたか?
みのりです(`・ω・´)ゞ
今回は今までにも何度か書いたことのある銚子電鉄について書こうと思います。
銚子電鉄は関東の最東端を走る全長6.4kmの小さな私鉄ローカル線です。
1913年に開業、廃線と復活を繰り返し、昭和30年代にはモータリゼーションの波にのまれて赤字続きとなるものの、補助金や市民の支援によりなんとか存続していました。
1997年に補助金が打ち切られ、存続の危機に陥りましたが、1995年から始めた副業により、なんとか運行が維持できている状況でした。
しかし、2006年に前社長の横領が発覚。
その額は1億円を超えていた上に、時を同じくして国土交通省から老朽化した施設の改善命令を出され、それには5000万円もの費用が必要でした。
また、車両の法定検査が1か月後に迫り、費用は1000万円。
月間運賃収入が900万円の赤字会社には死刑宣告のようなものでした。
従業員の給料さえも全額払えない状況で、通帳残高はわずか200万円。
従業員は意を決してホームページに書き込みました。
「ぬれ煎餅を買って下さい。電車修理代を稼がなくちゃいけないんです」
その書き込みはネット上で反響を呼び、テレビにも取り上げられ、ぬれ煎餅の注文が殺到。
その売り上げにより、費用を賄うことができ、存続の危機は免れました。
箱入りのぬれ煎餅に入っている『奇跡の実話』の最後にこう書いてありました。
「苦しいときに助けを求めることは、恥ずかしいことではない」と。
本業より副業の方が収入が大きいことに苦言を呈する方もいらっしゃいますが、全国の方が銚子に住む方の足を守るために支援していると思ったらステキなことだと思いませんか?
いつも思うんです。
もし自分が結婚して、新しく住む場所を決めるってなったらどこに住みたいかって。
やっぱり、鉄道が通ってるまちで駅から徒歩10分以内がいいなぁと思います。
地図上に鉄道路線がないまちって、なかなか新しく住もうとは思いにくいですよ。
子どもたちのためにも、鉄路を守り抜きたいと思うのです。
(銚子駅でのちびっこたちの写真は撮影許可を得ています)
ちなみにぬれ煎餅は銚子電鉄の有人駅や販売店、インターネット通販で購入することができますが、実は新開地駅でも買えるんですよ!
天徳 神戸新開地店です。
みたらし団子を買って帰ったことがあるという方もいらっしゃるんじゃないかな?
ここで扱っているのは袋入りの5枚入りのみです。
味は濃い口・うす口・甘口の3種類全て取り扱ってますよ。
青い空の下を走る緑色の電車のポスターが目印です。
ちなみに、みのりのオススメはうす口です。
犬吠駅で全種類味見しましたが、うす口が一番好みでした。
皆様も新開地駅で乗り換えの際は是非ともご購入下さいね。
そうそう、もう終わってしまったのですが、先日粟生線ギャラリートレインに乗車しました。
沿線の小学校3校の児童たちが粟生線をテーマに書いた絵を車内に展示されてました。
最寄駅だったり、列車の絵だったり、みんな特徴を捉えて描いていてステキでした。
マフラーを着けてもらったしんちゃんもやっと写真に収めることができました(*^^*)
子どもたちのためにも、私たちが粟生線を元気にしたいものですね。
☆みのりの神戸電鉄豆知識・市場駅の車両搬入所☆
市場駅にある車両搬入所。
新造車両の搬入を見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
でもこれ、当初はなんのためのものだったかご存知ですか?
実は開業当初は貨物線として使われていて、小野市で生産されたそろばんや金物が粟生駅を経由して全国に出荷されてたんですよ。
自動車輸送の普及と共に衰退しましたが、現在でも新造車両の搬入駅として、活用されています。
以上、みのりがお送りしました(`・ω・´)ゞ
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